ドナウ・デルタの美しい町スリーナ

トゥルチャ県にある小さな漁師町スリーナは、ルーマニアで最も平均標高の低い町であり、黒海沿岸から約1km離れたドナウ川沿いに広がっている。ルーマニアで最も古い集落のひとつで、約1300年の歴史がある。

ドナウ川と黒海に面した港であるスリナは、ルーマニア国内の道路網とは直接つながっておらず、水域と水域の間に位置しているため、ドナウ川か黒海のどちらかの海路でしか行くことができない。

街の周囲は運河によって耕された砂質土壌で形成されており、乾燥した塩分の多い地域では砂丘特有の植生が見られる。湿地帯では、スゲ、ヨシ、ウォーターミント、シロスイレンの植生が見られるが、その数は少ない。

スリーナ温泉保養地には、100軒以上の商店、3基の風車、給水所、発電所、劇場、カンベリ・ホテル、整備されたビーチ、カジノがあった。ギリシャ人、ルーマニア人、ロシア人、アルメニア人、トルコ人、オーストリア・ハンガリー人、ユダヤ人、ドイツ人、イギリス人、タタール人、セルビア人、フランス人、エジプト人、デンマーク人、インド人、ガガウズ人、リポバン人、ポーランド人、ブルガリア人が住んでいた。

各民族は礼拝所の他に独自の学校を作り、ルーマニア語、ギリシャ語、イタリア語、フランス語、職業訓練学校などで教えた。