大聖堂/教会

聖アレクサンダー・聖ニコラス大聖堂

聖ニコラスと聖アレクサンダーに捧げられたデルタ大聖堂は、キャロル1世の建物で、ドブロギアのトルコ支配からの解放を記念して建てられた。礎石が据えられたのは1910年10月31日だが、完成したのは1982年9月5日である。

建築家ニコラエ・C・ミハエスクの設計によるこの大聖堂は、ネオ・ルーマニア様式で建てられており、3つの塔を持つ十字架の形をした三角錐のプランを持っている。教会の屋根には7つの十字架があり、外壁はベネチアン・モザイクとムラノ・グラスでできている。

内装写真

ギリシャ正教会の聖ニコラス教会または大聖堂

建設は1866年10月14日、当時スリーナに存在していたギリシャ人共同体によって、スルタン・アブドゥル・アジスの勅令によって開始された。その1年後、入り口にある大理石の板によると、教会の建設は完了した。

第二次世界大戦後、ルーマニアに共産主義政権が樹立されたため、ギリシャ人共同体の多くのメンバーがヘラへと去り、聖地はルーマニア人に寄贈された。

聖ペトロ・パウロ旧正教会

この教会は1991年から1995年にかけて建設された。奉献式は1995年7月12日に行われた。ロシア系リポヴィア人の教区民の教会で、伝統的な服装で教会に入ることはできず、女性は頭を出したり、ズボンを履いたりすることは禁止されている。

ローマ・カトリック聖ニコライ教会

マルタの石とレンガで造られ、3つの鐘は青銅製で、教会が聖別された1863年のものである。

1970年まではラテン語で、それ以降はルーマニア語で礼拝が行われている。